2006年10月31日

美容外科医の針さばき-縫合テクニック

美容整形手術をする形成・美容外科医にとって重要なのは、やっぱり皮膚を縫うときのテクニック。

ふつうの手術だと、たとえば腫瘍を取るまでが山場で、腫瘍さえきれいに取れてしまえば、あとは傷を縫い合わせて閉じるだけで、鼻歌交じりにさささ〜っと終わっちゃう。

でも形成・美容外科の手術はそうじゃない。縫いはじめてからが本番。

いかにきれいに丁寧に縫い合わせていくか、それからが真剣勝負のはじまり。

一口に傷口を縫うというけど、裁縫みたいに針を手でもってチクチク縫っていくわけじゃない。

手術用の縫合糸と持針器手術で使う針(縫合針)はこんな感じ。クルッと半円形に曲がった針に糸が最初からついている。中には、針に自分で糸を通すタイプのものもあるけど、縫い目のきれいさにこだわる美容整形手術では、必ず針付きの糸を使う。

だって、針穴があったら皮膚に刺したとき、少しだけど大きな穴があいてしまうでしょ? だから最初から糸が付いた針を使うんです。

針もとっても小さいから手で持っては縫えない。だから「持針器」という針を持つ専用の鉗子を使って器用にチクチク縫っていく。

美容外科の先生の縫い方は、やっぱり他の医者とは違います。
例えば盲腸の傷。消化器外科の先生は太い釣り糸みたいなナイロン糸で粗く5針くらいで縫うのがふつう。ところが、これを美容・形成外科の先生にやらせると、もっとグッと細い糸で細かく30針くらいかけて縫い合わせていく。

おんなじ医者なのに、なんでここまで違うんだろうってくらいに仕上がりもぜんぜん違う。

自分が病気で手術を受けるときも、最後の縫合だけは形成・美容外科の先生にやってもらいたいな。






posted by オペナース at 01:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | 美容整形手術の裏側
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